2011年1月27日木曜日

事故検証-その2


事故検証-その1(1月25日の日記)をご覧になってお読みください。

ケガの具合は、自分は左腕、左脚の擦過傷全治2週間。マサポンは頭を強く打って打撲、首の鞭打ち、前歯が折れた。ヘルメットがボコボコになっていた。CT検査の結果は以上なしだがかなり痛々しいです。

バイクはコントロールレバーの損傷だが、変速等は問題なく使えた。簡易取り付けパーツが一部なくなったが、パッと見、壊れている様子はない。

治療を終え、ひと段落つくと加害者と日産カーライフアドバイザーとそしてヨハンソンが来た。ヨハンソンとグッチは本人たちの身内をそれぞれ呼んで迎えに来てもらう段取りをしてくれていた。

警察で事情聴取は別室で1人1人行われる。いくつか質問事項があり答えていく。ボクはここでボンネットにエンドがぶつかったことを始めて知る。自分が終了するとマサポンの番です。

ここで事故の新たな事を警察が知ることになる。マサポンがサイドミラーで押されたことが、加害者からは出てこなかったようです。どうやら、ボクが先に転んでそこにマサポンが突っ込んだカタチで現場検証が終わったようです。加害者からは単なる前方不注意とのことのようだ。

後々後悔するが、ここで被害者不在の現場検証が行われている。加害者の言葉がすべてなのだ。被害者の事故の証言と加害者の事故の証言は、まったく一致していない事もある。

加害者の車にバイクのハンドルエンドキャップの色が付いていたので、動かぬ証拠になったが、もし付いていなかったら、勝ってに転んだと判断されてもおかしくないのである。

サイドミラーが若干曲がっていたことに警察は気づいていたが、どうして曲がっていたのか把握しておらず、マサポンの証言で実証されたことになった。

状況証拠が残っていたので過失責任は10:0になったわけだが、もし、加害者が「バイクが本線に入ってきて避け切れなかった」とウソの証言をしたら・・・。我々は生きていたからいいようなものの、死んでいたら真相は闇の中です。

交通事故で泣き寝入りする家族もいると聞きます。被害者が加害者と判断されてしまう。本当に辛いことだと思う。

何を言いたいかというと、目撃者がいなければ、加害者の証言だけでいかようにも改ざんできるのである。その証言によって過失責任が8:2とかになっても不自然ではないのです。

その反対に、被害者に何かしら落ち度があり、それを証言しなければ、加害者が全てかぶることになります。

過失責任に納得できなければ告訴しますよね。裁判となったらその間の治療費は自分持ちです。

交通弱者を守る法律になっていますが、自転車という乗り物は弱者でもあり強者でもあるどちらにしても、少なくとも本気で楽しんでいるバイク乗りは、もしもの時に備えておくべきだと思う。

その3へつづく

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