2008年8月7日木曜日

北京オリンピック日本代表宮澤選手と共に丸岡実業団レースレポート

丸岡レースはマジリングのマジキタさんに練習中に偶然会った時「出るんですか?」と声をかけれた縁からエントリーしたレース。原油高でどうしようかと悩んでいた矢先の出来事だった。そんな訳で移動はマジキタさんとチーム轟のミスターの3人と思いきや、北京オリンピック日本代表の宮澤選手がひょんな事から一緒に移動となった。車内は宮澤選手がいることもあって緊張した空気が流れる。皆いろいろ聞きたい風域だが、愛想がある選手とは言い難いので何をしゃべっていいのかわからない・・・。
Q1…朝めし食ってきたんすか? 
A1…冷やし中華に納豆かけて食べてきましたよ~。あっ!水分補給するのを忘れた!申し訳ないコンビニ寄ってもらっていいすか。毎日朝起きたら水500ミリリットルは必ず飲むんですよね~。
Q2…日本に帰ってきてから小川出たり東京で壮行会があったりあんまり調整できなかったんじゃないですか? 
A2…ん~昨日は松本へマッサージへ行って来て、夕方、飯綱に上がるループ橋で調整したし、ただね~塾長たちに激励会やってもらった後、某TV局のアナウンサーに急に呼ばれて飲んじゃって帰ってきたら0時で速攻寝ましたよ。マジやばかったかな~。
Q3…松本のマッサージってBSの辻浦選手とか通っているスポーツドクターの先生ですか~?うちのメンバーのS5選手も通っていて技術の高さは聞いてますよ。 
A3…そうそうあの先生すごいいいんだよ。すご~い偶然な事があって東京でストリートバスケットをやっていた時、隣のコートでフットサルやっている連中がいてなんか意気投合しちゃて一緒に遊んでいて、その中の一人に松本のスポーツドクターが卒業したマッサージ学校の校長の息子がいて、ある程度自由なマッサージ師紹介してくれないと声をかけたら、その彼が引き受けてくれて今の梅丹の専属マッサージ師なんだよね~。
Q4…GDRはどうですか? 
A4…いいすね~何が良いって俺達選手の意見要望をフレームづくりに取り入れてくれる。だから選手によってフレームの個性がぜんぜん違うんだよ。この間なんてタイの合宿中、ここをあ~してこうしてと注文つけたら2週間ぐらいで届いたから。ビルダーは俺ぐらいな年齢なんだけど、ゴルフのアイちゃんとかオザキ氏とかのゴルフクラブを作っていて大の自転車好き。フレームをつくりたくて会社を辞めようとしたとき、会社が引き止め本格的にフレームをつくることになって、梅丹のスポンサーになり、選手のノウハウをフレームづくりに役に立ている。工場に行くとびっくりするよ。それぞれ特性の違った何百万何千万とするカーボンのパイプが並んでいる。圧巻ですよ。フォークは中国製だが設計は日本。ラグはトーヨーにお願いしていて、オーダーなものだから20万円ぐらいすると言われびっくりですよ。でもトーヨーの技術はスゴイです。このバイクはいままでのバイクとはぜんぜん違いますから。

というわけで丸岡に着いたら早速試乗会!

乗ってみた。良くススム!芯がしっかりしている。これに比べ自分のスコットくんは寝ぼけているようだ。ミスターのルックくんは・・・スコットくんより良いがやはり寝ぼけている。GDRくんは全体的に硬いがシャープであり重心の位置もカラダから伸びているように感じる。今までこんなバイクは乗ったことがない。ミスターも同意見だ。ロングでの身体へのダメージは未知の部分だが、スコットくんの次はGDRくんと仲良くしたい。来年発売されるらしいので1年様子を見て2010年にはお友達になりたいと思う。
さてさて宮澤選手と軽く試走。サドルの高さを指摘され5ミリほど下げる。日本人は割とサドルを高くするが欧米の選手と比べると骨盤の位置とか体型が違うのだから、もう少し下げた方が良い。そんな選手がたくさんいる・・・とおっしゃていました。自分、M田選手にサドル低いんでないのと高くしてM田選手が身体を壊してしまった経緯があるのでまたまた反省。試走が終わると宮澤選手はラヴァネロさんと合流。レースが終わったらラヴァネロさんとともに東京へそして北京へ。記念撮影&握手をかわし激励をし別れる。
辺りが暗くなりかけてきた頃駐車場にテント設営。風呂。ミスター行きつけのおでんが美味しい居酒屋へ。10時頃就寝。ん~暑くて眠れない・・・。5時起床コンビニへ朝食。ゴミが出るのでここで食べてしまう。戻ってストレッチ、サインをして40分ほど路上でアップ。スタート地点へ行くとよくよく後ろの方である。近くにはMTBのマツシュン選手。さすが有名人、観客からいろいろ声をかけられている。さーてスタートは順調な出だし。後ろの方だがまずは様子見。シェードの手前で10台ぐらい前の選手落車。工事用の荷物らしきもの置いてあって道が狭くなるところだ。BR-2だがあきらかに下手なのがいる。上りでふらついている選手にヤジが飛ぶ。2周目は少し前の方で走る。1人逃げているが誰も追わない。ローテなんかにも参加させてもらい最終周回へ。この周回は落車危険性大なのでなるべく前にいたい。ちょうど数人の逃げの集団がでたのでついていく。が少しずつ減って自分含めて5人ほどでシェードエリアを駆け上がるが、2人やめ1人やめと自分一人になってしまったのであきらめて吸収される。できればこの位置をキープしたい。補給エリア手前よりスピードが上がる。補給エリア後は上りが続くが結構な速さである。すると落車したりチェーンが外れたりする選手が。自分も我慢できずズルズルと後ろに下がる。危ないので前に出たいが出れない。力不足でそのスピードについていけないのである。トンネルの入口で前の選手が落車。2台分ぐらい空いていたので辛うじて通過。バイクが中を舞っていた。トンネルの中では集団より少し空けて走行。向かい風が辛いが落車に巻き込まれるよりずっといい。下りが終わりここからはとにかく落車に巻き込まれないようにだ。皆意識をしてるのか無理をする選手はいないが位置取りに迷う。最後のコーナーをまわってゴールの下りへ。30~40人ぐらいの集団がいるがつかず間を空けて追いかける。トップが見えるが無理をしない。すると集団の後ろにいた選手が落車。少しスピードを緩めて斜行しながら除ける。除けた瞬間後ろから追突され落車。自分のふくらはぎにタイヤが当たって自分は前に押されたようになり転倒はまぬがれたが、自転車が折り重なっている。ペダルが相手スポークに引っかかっていたりチェーンが脱落してすぐに復帰できなかったが、なんとか無事?完走。ケガも摩耗キズ程度ですんで良かった良かった。これも出掛けに墓参りし安全祈願をしたお陰かしら。先にゴールしたBR-3では肺停止という大事故が起きていて無効レース。BR-1は途中で、市民レースは中止となった。ミスターとマジキタさんはぜんぜん走れなかったので、BR-1のダム湖コースまで足を伸ばして一緒にツーリング。丸岡レースは今後どうなるのか・・・。そんな話題で帰還となった。