2011年3月24日木曜日
栄村炊き出しボランティア
東日本大震災があまりもにも大規模で悲惨な震災のため、栄村の県北部地震はほとんど忘れられた状態になっていますが、快レーシングオーナー企業は数人の留守番を残して社員総出で炊き出しボランティアにやってきました。
今回のミッションは2tトラックで荷物を運ぶことです。早朝、ケロロ軍曹近くのレンターカー屋さんで2tトラックを借りて会社そして栄村へ移動します。2tトラックを運転するのは実に20年ぶり、ロングは初めてです。曲がる時の内輪が要注意です。
久々のためエンスト、ノッキングとやり放題です。
飯山を過ぎると道路の陥没ひび割れと地震の被害が現れてきます。
栄村役場に8時ちょっと前に到着。ここから7カ所の避難所にそれぞれ社員が散っていきます。自分はここ役場で炊き出しです。朝食にえんめい茶ち漬け物を出すという段取りでしたが、朝食は終わってしまったようです。天気が良くゴミの日ということで避難していた方々も一時帰宅して片付けをしていたり、卒業式のため早々外出してしまったそうです。
そんなもので手持ち無沙汰なので、散歩いやいや村内の視察に出かけます。
ボランティアの方も入って家の中の片付けなど手伝っています。電気・水とインフラが復旧し、だいぶ落ち着いた感じです。コンビニも開いています。買い食いしてお金を落とすのもりっぱなボランティアなので、お菓子などを買って食べちゃいます。
栄村の避難所はどういう状況かというと、必要物資は適度に入り、物によっては過剰ではないかと見受けられる。それぞれでの避難所に必要物資を仕分けするコーナーがあり、振り分け運んでいると思われる。三度の食事はお弁当が人数分届けられ、時間がくると被災者が取りにきます。水は周辺自治体の給水車が運んでいます。
ボランティア受付窓口、健康相談なども設置され、マッサージコーナーなどもあります。トイレは仮説が設置され、入浴は温泉地だけあって避難所のひとつなっている温泉に入りに行くようです。
10時ぐらいになると上諏訪のボランティアグループがお昼の炊き出しの準備をやりはじめます、中型バスで来て、テント、水、机とすべて用意してきました。お雑煮とポップコーンの子供にはお菓子を持ってきたようです。その手際の良さはただものではないです。
数年前岡谷で豪雨被害があったときに組織された自治体の組織だそうです。自ら被害にあっているので、避難所の状態が良くわかっているようです。要は出店をやると思えばいいんです。
それにひきかえこちらはある程度用意はしましたが机を用意してもらったり、テントを借りたりと詰めが甘い部分も。しか〜し!すべての避難所にスタッフが散ったのはスゴいみたいです。
お昼にはお茶サービス。それが済むと夕食への汁の準備です。後続部隊が調理済みの具を持ち込み、現地で味付けをします。
上諏訪ボランティアチームがお昼のみでお雑煮が余ったとのことで、具やだし汁をもらいます。しかしながら尋常ではない量になり、これはいくらなんでも多いだろうということで、スタッフが食べ始めます。
いよいよ夕食です。野菜たっぷりのみそ汁に東急のデパ地下でしか食べれない豆腐ハンバーグを振る舞います。
美味しいと喜んでいただきました♪被災者ばかりでなくボランティアの方にも食べていただき、自分も何杯も食べちゃいました。結局余って、明日のお昼に社員に振る舞われます。
政府は何をしているんだと思うこともありますが、被災地に行ってみなければ理解できないことがたくさんあります。東日本大震災の地に行ってきたボランティアは「この世のものとは思えない」と言っていました。
今後、快レーシングオーナー企業は今回のノウハウ(反省)を糧に、他の避難所へもボランティアにいく予定です。
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