2010年5月16日日曜日

しらびそBR-1 (by han)

昨年の雨天激寒とは打って変わって快晴のレース日和になりました。昨年の病み上がりと比べればはるかに体調が良いと思われたので、良い走りができるかなと期待していましたが...。

BR-1は約100名のエントリでしたが、村山選手を含め、速い人がたくさんいるので厳しいレースになりそうです。どこまで先頭集団に残っていられるかがポイントで、タイム狙いでマイペースなんて走りはあり得ません。スタートは3列目に並び、いつも失敗しがちなクリートのキャッチもうまく行き、少しずつ前に出ていきます。序盤から結構な勾配で、ダンシングを多用しつつ10名程の先頭集団に入りましたが、さすがにペースが速すぎて、自分にとっては完全にオーバーペースです。しかし、最低でも下栗手前の平坦までは残っていないと話になりません。村山選手の近くをこんなに長く走るのは初めてですが、レジェンドになる人でも息遣いは荒くなるんだなっと妙に感心しました。あともう少しで平坦というところで、少し空いた差を埋めるべく村山選手がペースを上げ、さらにGIroの選手が追従しますが、自分はここで一杯一杯になってしまい、一人遅れてしまいました。みるみる集団は遠ざかりますが、合流するにも後続は見えません。
平坦で単独になるという最大のミスでしたがここが限界でした。

下栗に入るとつづら折りの激坂が続き、ここで後方に2名が見えました。追いつかれるのは時間の問題なので、少しペースを抑えて回復をはかりつつ、合流を待ちます。下栗を抜けるところで吸収されますが、ここからはさらに勾配がきつくなります。先頭から遅れた時点で一度気持ちは切れたのですが、なんとかここは我慢して、置いていかれないように頑張ります。しかし、2人とも急勾配をダンシングでグイグイ上るので、とてつもなくきついです。1人はラバネロの選手で、もう1人は見慣れないジャージを着ています。よく見ると中京大学と書いてあります。バイクはムセーウ。!?、そういえばゴールデンウィークにムセーウ支給の中京の選手のことを聞いたぞ、と思いだし、「サカキバラ君?」と聞いたらビンゴでした。彼の苦手なヒルクライムではありますが、この歳でジュニアロード日本代表選手とレースができるなんて幸せなことです。

しばらく3人で前後しつつ走りますが、あまりにも激坂が続くので、ついに耐えられなくなって遅れてしまいました。ゴール手前には長い平坦があるため、引きの強いバラ君に引いてもらおうとの目論見は崩れかけました。しかし、一時は100mぐらい開いた差が、勾配が緩くなると自分の方にアドバンテージがあるようで、次第に詰まってきて再び復帰できました。そのうちポンズの選手が追いついてきて、集団は4名になります。いよいよ終盤の平坦に入り、周りをけしかけてローテーションを回しますが、皆疲れているのでうまく機能しません。期待のバラ君も余力が残っていないようです。結局のところ、交替を促しても中々替わってもらえず、長めに引いていると、前方にGiroの選手が見えてきました。大分お疲れのようなので、ほどなく吸収し、集団は5名となります。

後半はポンズの選手が先頭に出て引いてくれました。申し訳なく思いつつ、ゴール前に最後の坂があるので番手で温存させてもらいます。皆、考えることは同じで、誰も前に出ようとしません。入賞は無理でも10位以内がかかっているのでやむを得ないでしょう。前方にコルサ山梨の選手が見えてきたので6名でのゴール勝負になりそうです。

ゴール前の勾配は300m程続くので、どこで仕掛けるが難しいところです。最初にラバネロの選手が仕掛け、山梨の選手がその前を逃げています。すぐにGiroの選手とバラ君が追従し、その後を自分が追います。ここまで引いてきたポンズの選手は遅れます。バラ君をパスし、前を追いますが、なかなか差が詰まりません。自分も限界でフラついているようです。渾身の力で踏んだつもりでしたが、結局そのままの順位でゴールとなりました。

リザルト:10位(BR-1)

残念ながら村山選手はじめ、トップクラスとは大きな差があります。もし、序盤からマイペースで走ったとしても、タイムが上がったところで入賞できないことに変わりはありません。序盤からオーバーペースでも、可能性にかけるという意味では正解なんだと思います。

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