2009年6月28日日曜日

富士あざみライン (by han)

去年、あまりの激坂に懲りたはずなのに、また来てしまいました。むらさんとJunさんとで土曜から現地入りしてバーベキューの後、温泉に行ってから車中泊です。車で寝ると夜中に目が覚めてしまうことが多いのですが、今回はぐっすりと寝られました。前夜のバーベキューの影響か、少々の胃もたれとやや下痢気味であることを除けば、脚の状態も栂池の時より軽く、普通にそこそこ走れるだろうと思っていました。

全日本選手権や美ヶ原と重なったこともあり、BR-1は昨年よりやや少ない110名程のエントリーでした。昨年のようにポイントを獲る必要もないし、栂池のように予選突破というわけでもないので、少々気が抜けた状態でしたが、最低限、昨年のタイムは上回りたいものです。むらさん、私、そして朝に現地入りした鮎ちゃんの3人でスタート位置に並びますが、今回はむらさんの気合がいつもと違うように感じます。

スタート後、4kmほど直線が続きますが、ここでは先頭集団にいたいところです。まずまずのスタートを切ったのですが、気づいたときには中切れがおきていて、先頭集団と10m程離れてしまいました。そばにむらさんがいたので、まずは中切れ先頭まで上がって、二人で連結を試みようとしたのですが、相当無理をしないと届きそうになかったため、諦めました。その後も後ろから上がってきた人にくっついて連結したかったのですが、だんだんと脚がやばくなり、ズルズルと下がり始めて、むらさんとも少し開いてしまいました。

直線部分が終わり、つづら折りが始まると、さらに差が広がりました。今日はここまで、という感じが濃厚になってきました。コーナの度、むらさんが振り返って自分の位置を確認しているのですが、追いつくどころかどんどん離れてしまいます。そのうち後ろからもズブズブと抜かれ、明らかに自分のペースが落ちているようです。

それでも第一チェックポイントまではむらさんが視界に入っていたのですが、その後の激坂でついに見えなくなりました。昨年もそうでしたが、自分は激坂セクションに弱いのかもしれません。ここでも何人かに抜かれ、戦意を喪失しました。心なしか昨年よりも坂を楽に感じましたが、それだけ追い込めていなかったからだと思われます。中盤からは3、4人で走ることになり、大分楽になりました。というより、楽に走ってしまったと言うのが正しいですね。

2分後スタートのERの選手にも抜かれ始めましたが、そのうち見覚えのある選手に抜かれました。向こうもこちらを確認するように何度も振り返るので、GWに一緒に走ったHirakoのH野選手だと気づきました。いつBRに上がってもおかしくない力のある選手でしたが、ここで来ましたね。「ガンバレ」と声をかけたのですが、自分で自分の出した声の大きさにビックリして、我に返りました。人に声をかけている場合か!! これでちょっとスイッチが入って、H野選手から少し離れて着いていくことにしました。なんだ、ちゃんと走れるじゃないか。その後はペースが戻って淡々と走り、目前で行われているERの3位争いを見学しながらゴールしました。

走りの内容から感覚的には昨年比で2分ぐらい落ちたように感じましたが、結果は35秒落ちの52分09秒でした。順位は昨年と同じで17位(BR)でした。

むらさんは修行の成果が出て、惜しくも7位でした。仮にベストの走りができたとしても、今回は追いつけなかったと思います。年齢に関係なく、練習すればまだまだ速くなれるってことですね。ちょっと勇気をもらいました。速くなりたいのなら、とにかく「乗れ」ってことです。細かいことを気にしたり、人を羨んでるだけでは絶対に速くなりません。当たり前のことなんですけどね、実行するのは簡単ではありません。小川に向けて、やれるのか・・・。

しかし、今年の快レーシングは呪われたように7位が多いですね。


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