今年から参戦を始めた実業団も、いよいよ最終戦となりました。快レーシングからの参加は私とS5選手(BR-1)の2名です。輪島には前日入りましたが、それにしても遠かったです。そのせいか、はたまたシーズンオフになりかけのせいか、BR-2のエントリは90名とやや少なめでした。
朝はかなり冷え込みました。召集後、スタートするまでは寒くて凍えましたが、今回優勝を狙っているF(t)のT崎さんやラバネロのアンDさんとおしゃべりしながらリラックスして過ごせました。
スタート後、しばらくはバイクの先導があるためまったりと進みますが、いきなりかなりの坂が待ち構えています。バイクがいなくなると一気にペースが上がりますが、大集団のまま進みます。T崎さんはスルスルと上がっていき、先頭でペースを作っていますが、自分にそんな余裕は微塵もありません。ダンシングとシッティングを繰り返しつつ、集団中程をキープします。
標高差200mを上りきると、テクニカルな下りセクションに入ります。比較的好きなコーナーが多いので、少しずつ、無理をせずに抜いていきます。一列棒状のまま裏の平地(ゆる下り)セクションに入ると皆徐々に集まりはじめて大集団となり、二つ目の上りに入ります。この上りは標高差100mですが、後半は緩めなので最初の上りよりは楽に上れます。この辺りまではまだまだ元気で、今日は結構走れそうな気がしていました。ここを上りきると、かなり長い直線の下りがあり、それを一気に下ると表側の平地に入ります。集団はまったりと平地を進んで行きますが、ここを単独で走るのは相当きつそうです。上り下りだけではなく、表と裏に平地があるのがミソですね。あづみのの大石さん監修のコースだそうです。
2周目の最初の上りに入ると、何だかんだと言っても脚は疲れてきているようで、早々にファイナルギアである34-23Tにつっこみます。1km看板まではそれなりに走れていましたが、そこからズルズルとペースを落としてしまいました。弱いです。ここが踏ん張りどころだったのですが、踏ん張れませんでした。裏の平地で単独になるとまずいので、とにかく前を追って適当な集団に入らなければなりません。少し前にまるいちの2名が見えるので、そこまでは追いついておきたいところです。コーナーを慎重に下っていると、ラバネロの選手がコーナーの出口で落車しており、突っ込みそうになりましたがなんとかかわしました。危ない危ない。
裏の平地ではまるいちの2名について前を追います。上り口の手前になると視界が開けるのですが、すでに先頭集団は上りに入っており、第2集団は上りに入ろうとしています。なんとか第2集団には追いつきたいところですが、見えてはいても実際には距離があってかなり厳しいです。下りと表の平地で我が第3集団もローテをしながら頑張りますが、まったく追いつきません。
3周目、DOKYUの選手がペースを作り、後ろについて上っていきます。この選手、下りも速く、うかうかしていると置いていかれそうです。しかし、一番曲がり込んでいるコーナーにてその選手が落車。ペースが合う選手で平地にて頼りになりそうだっただけに残念です。よって裏の平地は単独になってしまいました。すると、少し前にOGKの選手が見えてきたので、これはラッキーとばかりに追いついて声をかけます。ただ、ローテをするにも残念ながらこの選手の引きが強くないためペースが上がりません。(お互いさまかもしれませんが。)
裏からの上りに入ると第2集団を視界にとらえますが、実際にはかなりの距離があります。全力で踏んでもまったく縮まっていません。このまま一人で行っても無駄脚になるので、上りきったところで脚を緩めて後続のまるいちとOGKの選手他が追いつくのを待ちます。下りと平地はローテをしながらこなし、最終回である4周目に入ります。
まるいちの2名、OGKの選手、自分と4名にて時折話しながら上ります。OGKの選手によると、どうやら我々は10位台のようです。前から落ちてきた選手だけに、情報の確度は高そうですが、もっと悪い順位かと思っていました。このまま頑張ってなんとか20位以内はキープしたいものです。下りは4名の中では自分が一番速いようで、下りきった時にはまた単独になっていました。一人で行く自信がないので、またまた脚を緩めて3名が追いついてくるのを待ちます。このままゴールでいいかなと思っていたのですが、最後の上りに入って後ろを見ると、大集団が迫っているのが見えました。
これはヤバいです。ちょっと緩めすぎたかもしれません。20位以内が黄信号になりました。追いつかれないようにこの坂を上りきろうと皆に激を飛ばします。頼む、同志たちよ、頑張ってくれ。ここさえ上りきれば何とかなりますよ。頂上付近で振り返ると、後方集団から何人かが飛び出して迫っているのがわかります。よってここでも全力で踏んでいこうと激を飛ばし、気合で下ります。
最後の平地に入り、ローテで下がった時に後ろを見ると、なんとか振り切れそうな感じです。あとは20位以内を確定するために、この中で先着したいところです。もう先頭には出ずに前走者の後ろでタイミングを計りつつ、後ろからの動きにも注意します。あと200m、まだまだ我慢。あと100m、後ろが動くタイミングとほぼ同時に駆けていき、先着させていただきました。
ゴール後は同志4名でお礼方々声を掛け合いましたが、その直後に後続集団から飛び出したアンDさんが飛び込んできました。その差わずか10秒ということで、皆で協力しなかったらきっと追いつかれていたことでしょう。力不足ではありましたが、今日は楽しく走ることができました。一緒に集団で走った皆さんに感謝です。
レース結果:14位 (BR-2)
レース後はBR-1のS5選手のサポートにまわります。あずみののN井さんやS木さんの奥さんとおしゃべりしつつ、BR-1の激速の走りを観戦します。そしていよいよS5選手にボトルを渡す周回がきました。念のため、N井さんにもボトルを持ってもらい、失敗したときのために後ろで待機してもらいます。S5選手が近づいてきました。結構スピードがありますが、大丈夫でしょうか。そして...見事に失敗しました。あちゃー...。しかし、後方のN井さんからボトルを渡すことができました。結果オーライのファインプレーです。事前打ち合わせなしにもかかわらず、すばらしいです。後からS5選手に聞いたところ、ボトルに書いてある快レーシングの文字が見えたので取れたそうです。N井さん、本当にありがとうございました。
これで今シーズンの私の登録レースがすべて終わりました。そこそこポイントをゲットして、来年BR-2に上がれれば上出来と思っていたのですが、思いがけずシーズン途中で昇格でき、出来すぎだったと思います。にもかかわらず、もっと強くなれなかった自分に対する腹立ちのようなものも感じています。
大きな怪我もせず、すべてのレースを完走でき、無事にシーズンを終えることができたのは、サポートしてくださった皆さん、レース会場で声をかけていただいた皆さん、そして、一緒に練習してくれた仲間のおかげです。ぜひ来シーズンもよろしくお願いします。
<2008年登録レース結果>
伊吹山ヒルクライム :6位入賞 (BR-3)
東日本実業団群馬 :18位 (BR-3)
しらびそヒルクライム :3位入賞 (BR-3)
2days木祖村 :7位 (個人総合)
裏乗鞍ヒルクライム :12位 (BR-2)
富士国際ヒルクライム :17位 (BR-2)
小川ロード :13位 (BR-2)
飯田ロード :35位 (BR-2)
輪島ロード :14位 (BR-2)
BR-2ランキング :23位
2 件のコメント:
最終レースお疲れ様でした。シーズンを無事に終えられて何よりです。
BR-2で14位、素晴らしいと思いますよ。
いささん:
JCRCは皆でワイワイ楽しめたようですね。お疲れ様でした。輪島のコースはいささん向きのナイスコースでしたよ。来年更なるステップアップをするためには、いささんにたっぷりと練習に付き合ってもらわねばなりませんぞ! と他力本願なのがいかんのか??
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