2010年6月27日日曜日

表裏乗鞍&ぴえ~るママは日本人

今日の裏乗鞍実業団レースに合わせて今年も前日土曜日に企画した表乗鞍記録会。雨天中止のハズが・・・なぜか行われた。

天気予報では岐阜は雨。朝6時5分前に監督に決行するか否かお電話を。監督はすでに乗鞍に向かっているとの事。監督は早めに行って先に上るらしい。監督が行くのに選手がいかないわけにいきません。

1時間後監督からメールが“三本滝先は車両全面通行止め”車両ってバイクも入るよな~・・・。もしかして走れないかもしれないので、参加表明したなぞのインド人ぴえ~るくんにご連絡。

すると「お母さんが準備万端で用意しちゃたんで行かないわけにいかない」未成年のぴえ~るくんは免許を持っていません。今日はお母さんが送迎してくれる様です。

自分はそのまま裏乗鞍に移動するので乗せていくわけにいきません。

さて集合場所のおぎのやです。しばらくすると1台の車からキレイ系のお姉さんが降りて店の方へ。しばらくするとぴえ~るくんから電話で「どこにいるんですか?」とほどなく合流し、先ほど降りたお姉さんが戻ってきました。

「あっお母さんですか。飛んだ息子さんを持って大変ですね。今日はよろしくお願いします」てな挨拶をしたものの、よ~く見ればママかもしれませんが、パッと見お姉さんです。こんなでかい息子がいるようにはぜんぜん見えません。ぴえ~るくんが「姉です」と紹介してもぜんぜんおかしくありません。そして日本人です。ぴえ~るくんが日本語を流ちょうに話すわけです。

この容姿は快レーシング美人妻達に宣戦布告か!由美かおるか黒木ひとみかまさに魔女です。恐るべしぴえ~るママ。

想像を越えた不思議親子に動揺してしまいます。これからのスケジュールを話すつもりがぶっ飛んでしまい。ど忘れし「え~と」「え~と」とまともに会話になりません。ぴえ~るママの「着いていきます」と一言で一件落着乗鞍へ向かいます。

到着すると小雨で、先に到着した監督達が車の中で待機しています。さて、これからどうするかミーティングです。監督は雨が降っているので走らないと。ぴえ~るくんは「お母さんがいるので走れるところまで走ります」との事。子どもにとってお母さんは恐い?存在なんですよね~。ボクも「自分がやる」と言ったことにたいして責任もってやらなかったりした時は怒られたものです。母は強いですよね。

ぴえ~るくんが走るのに自分が走らないわけに行かないので準備です。ぴえ~るくんの弟も連れてきているので一緒に走るとのこと。「あれ、弟くんも日本人じゃん、なんでキミだけインド人なの???」

さて、準備が終了して走ろうと思いきや、ぴえ~るくんと弟くんグローブをはめていません。ぴえ~るくんは落車で破り、弟くんはもともと持っていない。ぴえ~るママも「手袋なんてなくても大丈夫だから」って。この親子荒天の乗鞍の恐ろしさを知らないノーテンキな親子だ・・ヤバイ・・。もっともず~と石垣島に住んでいたらしいですし、冬でもハダカでも暮らしていけそうなところだからノーテンキなのもうなずけます。

ぴえ~る親子よ半袖にタンクトップパンツ姿で夏の乗鞍山頂で、一晩ほっぽり出されたら凍死してもおかしくないよ。

2人には監督と自分の予備のグローブを貸して上げてスタートです。ぴえ~る弟くんは本格的に走っているわけでないので遅れます。その後から監督とぴえ~るママの車が追従。ぴえ~るくん立ち上がりはかなり良い感じのスピードで、着いていくの辛いです。これは1時間10分以内でゴールするスピードです。

監督が見ているし落ちるに落ちれない。我慢して着いていきます。が、第一チェックポイントの三本滝手前でやっとぴえ~るくん遅れます。三本滝にはゲートがあり、これ以上車は通行不可です。バイクは脇から入って再スタートです。

ぴえ~るくんは着いてこれず一人旅です。ゲレンデの上に着き下を見ると弟くんが三本滝に到着したようです。やっと楽できますが、明日はレースだし小雨で寒いし、なんでこんな天気の中走らなきゃならんのだ、だいたい快レーシングは乗鞍に外れ今年は出場しないし・・・。ちなみにぴえ~る一家は別で申し込んで当選したそうです。嫌がらせかこれはと自問自答の世界です。

カラダを冷やさず頑張らずのスピードで淡々と上り、やっと第2チェックポイントの山荘。ここから徐々に風景も変わり気温も下がります。

3mかもあるような雪の壁があったり。風も強く吹き飛ばされるかとびくびくものです。こんな天気の中でもスキーをしている人たちがいます。人の事はいえませんが物好きな人たちです。大雪渓を過ぎると吹き飛ばされたら左下は崖です命はありません。寒いし帰りたいです。引き返しても誰も文句をいう人はいませんが、なぜでしょうゴールまでいってしまいました。1時間15分まっこんなもんでしょう。カッパを着て下ります。1㎞ぐらい下ったところでぴえ~るくんすれ違う。けっこう追い上げてきた様です。「後もう少しだから」と促してさっさと下ります。とてつもなく寒く待ってられません。

第2チェックポイントから少し上がったところで弟くんとすれ違います。半袖で上がって来ます。その姿で上っていくのか・・聞くと「母さんに置いていっても大丈夫だよ」と言われ三本滝でウィンドブレイカーを置いてきたとか。お・恐るべしぴえ~るママ・・・。まさに修行である。

「兄がそろそろ降りて来るからそこまで頑張れ」と促して寒いのでさっさと下ります。と、山荘に雨宿りできるスペースがあり仕方がないので待つこと10分。やっと下りてきた。山荘で新聞紙をもらって懐に入れ無事帰還。

ぴえ~る兄弟は三本滝で車へ。ロッジでお茶を飲んで行こうと誘われたが、お金も持っていないしカラダが冷え切っているのでここで別れ無料温泉へ。

ふ~生き返った・・・。しばらくするとぴえ~る一家登場です。この不思議兄弟とハダカのお付き合いでいろいろ話しができました。

さて、カラダも温まったし帰りますか・・。ぴえ~る兄弟ずぶ濡れのジャージを着ています。着替えを持ってきてないとか。大丈夫なのかぴえ~る兄弟。恐るべしぴえ~る一家。

ぴえ~る一家と別れ裏乗鞍へ。裏乗鞍の受付は岐阜高山平湯乗鞍入口のバスターミナルです。快レーシングからはいささんと自分の二人だけ。いささんは当日現地入りということで今日は車泊です。

やることもないので一人焼き肉をしてさっさと寝ます。たっぷり7時間は寝れます。3時30頃トイレに起きたところでいささん到着。よくこの暗い中合流できたものです。雨も止まず嫌な天気です。

なからレースへの準備ができたところで、レース中止のお知らせが。規定降水量を越えたので道路が封鎖されたそうです。チャンチャンということでさっさと撤収。人間自然現象には勝てません。

2010年6月20日日曜日

MTBJ2 in 木島平

今年初マウンテンバイク大会です。まともに走れるでしょうか。やっぱり走れませんでした。5月に転倒して左手を負傷し1ヶ月以上ダートの練習が出来なかったこともあります。さらに試走ではバイクの調子が悪く試走もまともに出来ませんでした。

ということで話題のユースについてエキパライダーの声を聞いてきました。
【絶賛!】すばらしい走りですね~レベルが違いますね。見ていて惚れ惚れする!
【要望】彼が出ると完走ギリギリ。もう勘弁して欲しい。
【要望】シングルギアのDHバイクで走って欲しい。
【希望】村さんイジメテやってくださいよ・・・。

すみません。もういじめられる立場になっちゃいました。うちのチームで彼をいじめられるのは1人しかいません。エキスパートクラスは、前回富士見大会で中2のコーヘー選手が上がってきて今大会2位です。2年間はエキパに君臨します。この2人以外に年齢制限でエリートに上がれないヘンタイ少年がまだ2人いるそうです。暗黒時代に突入したエキパクラス。おやじ(サラリー)ライダーはどうなるのでしょうか!

さてレースです。いけてない走りの自分は今の実力を十分発揮することとケガをしないことです。

ポイントがない自分は最後尾スタートです。一周目このコース一番の難所は渋滞です。ここで先頭と大きく差が広がります。しかしここをクリアしてからが勝負です。一気に中盤へ順位を上げます。

地元開催のお陰でチャリ友やそのご家族が応援にきてくれて嬉しい限りです。が、申し訳ない走りです。さて、また一番の難所です。すみませんバイクを降りてクリアさせていただきます。ところがバイクを降りているにも関わらず足下がすべってうまくクリア出来ません。後続選手にご迷惑をかけてしまいます。さらにコータ師範からダメだしです。「バイク降りて転んでちゃダメですよ・・」確かに!なんちゃてエリートなので勘弁してください(それにしてもヘタすぎ)。この難所以外は良い感じで走れている気がするのですが、中盤より上は実力もありなかなか上にいけません。

3周目突入です。k島選手とつるんで走ります。その後にはサーダ選手です。プライベートサポートの手前でk島選手突然ストップします。サングラスを外したのでトラブルがあったようです。

難所が終わるとサーダ選手に追いつかれます。後についてシングルトラックに入ります。サーダ選手はマッドコンディションやややこしいシングルトラックが大得意です。細かなミスが差を広げ、徐々に離れていきますが上りでなんとか追いつきます。

4周目突入です。難所でコータ師範に「村さ~んバイクに乗って下れる下れる」と言われやってみた。下れた・・・。コータ師範あっちで応援したかと思うとこっちとさまざまなところで移動して見ている。「おまえはどこでもドアをもっているのか」そんな感じです。元気がいいのもほどがある。

サーダ選手に差を広げられ6周目突入!と思いきや切られてしまいました。チャンチャン♪声援空しく終了です。もうちょい頑張れば6周目まわれただけに無念です。

おまけ

なぜかOGAもどきくんが出場。スポーツクラス6位と健闘。コウタ師範2位に2分以上の差をつけてぶっちぎりでエキパ優勝。当然でしょてところですか。

美人姉妹がいた宿として黒姫高原で有名だったペンションきららの孫バイクデビュー!キッズレースに初参加。なぜかバイクに乗っていないかけっこの娘が走っている・・・。これもありなんでしょうか???それも手をつないで日本人ばなれしたナイスバディのママがぼよんぼよんしながら・・・。

「あっペンションきららの孫を撮り損ねた!」しかたないのでぼよんぼよんママです。

2010年6月13日日曜日

つがいけTT (by han)

エントリーリストを見ると、昨年よりも厳しそうな感じがしたので、できれば予選は昨年のタイムを30秒縮めて54分台に入れたいところです。今の調子ならば、普通に走れば行けるかなと楽観していました。特に、昨年は予選で頑張りすぎて決勝がグタグタだったので、予選は無理をせずに走りきりたいところです。

予選1組には自分と村さんが入っています。スタート直後は昨年同様、周りが速すぎるので、無理をせずにマイペースで行きます。しかし、体が重く、序盤からきつく感じます。しばらく村さんの近辺を走っていましたが、街中に入るところに下りと直線があるため、そこで前のパックに着けるべく我慢してペースを上げてドッキングします。

昨年はスキー場をすぎても余裕があったのですが、今年は結構厳しいです。アクアの青木選手、自在の宮下選手、クムサンの五十嵐選手他とパックになっていますが、着いているだけで辛いです。決勝に脚を残したい思いもあって、ダンシングは極力封印し、ギアを落として回転で上るように心がけます。

しかし、徐々に厳しさが増していき、勾配がきつくなったところで五十嵐選手と共に切れてしまいました。まあ、このペースなら予選通過は大丈夫だろうと思い、無理をしないようにしました。終盤になると、仕事を終えたシマノの山本選手が落ちてきて、3人で前後しながら走ります。この分だとタイムは昨年並かと楽観していましたが、なんと、ゴールよりも遥か手前で昨年のタイムを過ぎてしまいました。これはまずいです。よって、最後は気合を入れ直しましたが、時既に遅く、予選のタイムは56分19秒でした。

昨年の予選通過ラインは58分ちょっとだったと思うので、決勝進出はおそらく大丈夫だと思われますが、タイムとしては残念な結果でした。でも、追い込めなかった分、脚には余裕がありますので、決勝では昨年よりもマシな走りができそうです。よって、少しでも挽回したいところです。

結局チームとしては、自分と村さんが決勝進出となりました。13時開始のはずが、計時システムのトラブルがあったとかで予選の結果が見直しとなり、その見直し結果に同じゼッケンが重複していたりでさらにトラブルを加速させ、決勝の開始は14:15となりました。なんか、ゴタゴタしてわけが分からなくなりましたが、最初に出たリザルトが一番正しかったんじゃないですかね? 慌てて状況を悪くしてしまうパターンです。まあ、影響があったのは57分~のところのようで、自分の予選順位には変動はないようです。

予選56位につき、TTは45番スタートです。昨年同様、序盤のギャラリーがいるところだけダンシングで頑張って、森に入ると一気に失速します。天気は下り坂なので、風が強くなっており、単独走行には厳しいです。が、皆同じ条件なのでしようがないですね。昨年はズブズブ抜かれたので、何とか抜かれないように頑張りたかったのですが、30秒後ろからスタートしたシマノの山本選手に序盤でバビューンと抜かれます。うーん、昨年よりも楽には走れているものの、やっぱり2本目は厳しいですね。

そして、中盤以降では、Matrixの選手にバビューンと抜かれ、やっぱり昨年比で進歩はないのかもしれません。それでも後半でシルベストの選手が見えてきたので、それを目標にして気持ちを切らさないようにします。ほどなく選手をパスしますが、気持ちが切れそうになるところを何とかごまかしつつ走ります。単独走は本当にきついですね。

あと5kmからは1kmおきに掲示があるため、多少頑張りが効きます。最後はダンシングでもがいてゴール。決勝は昨年比で30秒程縮みましたが、そもそも絶対レベルが低いので素直に喜べません。トータルタイムは昨年比で20秒程落ちたことになります。がっくりです...。

森本選手 VS 狩野選手の争いをゴール地点で観戦かと思いましたが、ゴタゴタで時間が遅くなったため、下山しても良いとのことです。まだ頑張っている選手を応援しつつ下山しますが、これって走っている選手にとってはかなり迷惑だと思います。

下山してひと風呂浴びても結果は出ず。結局誰が勝ったのかもわからないし、自分の正式結果も不明なままです。表彰式も異例のキャンセルになったようで、最後までグタグタのまま終了となりました。果たしてまともな結果は出るのでしょうか。特に予選通過ライン付近の結果に関しては、一悶着あるかもしれません。なんだかすっきりしない一日でした。

総合:63位 (BR/ER:12位)

信州ふぉとふぉと館様より拝借

栂池ヒルクライム実業団レース




今回はグッチ、ノブさん、hanさん、鮎坊そして自分の5人のエントリーです。グッチが試走したいということで前日ゆっくりと上ってきました。雪が残る雄大な北アルプスに向かってのヒルクライムです。他と違って間近に迫る北アルプスは絶景です。無論天気が悪いと見えませんが。しか~し今年はスーパー晴れオトコです。昨年は「村さんが出場すると雨が降る」雨オトコとレッテルを貼れたが今年は違います。なんと出るレースすべて晴れです。ちなみに天気が悪いレースは体調も悪くて出ませんでしたが・・・。

というスーパー晴れオトコ参上で試走も晴れです。暑いぐらいです。グッチのレベルであれば自分とペースが合いおしゃべりしながら楽しく試走ができます。ゴールラインは雪が残り、もう少し上に行けばお花畑が広がっています。今は水芭蕉でしょうか。もちろんおっさん二人で見に行くわけありません。虫も多いのでさっさと下って帰ります。
レース当日です。6時小川のコンビニでメンバーと待ち合わせて、会場駐車場で一緒に駐車できるカタチで入ります。見たコトのある人物が左斜めでこちらの様子をうかがっています。ヨハンソンです。なんかいつものメンバーがいつもののように集まった感じです。

さてレースです。実業団はすべてのカテゴリーを一緒にして100人ずつ走らせます。今年は2組です。実業団1組目はhanさん、グッチ、自分。2組はノブさんと鮎坊です。スタート後市民レースが行われ通常行われるカテゴリーでヒルクライム大会が同時開催されます。

スタートの先頭集団にはとても着いていけるスピードではありません。ここで辛いですがある程度無理しないと自分よりレベルが高い選手と集団を組むことが難しく我慢するところです。hanさんが徐々に前に出て良い感じで集団をつくり走っています。自分はそのスピードについていけずその集団を追いかけるカタチ。

さらにhanさんは前の集団へ合体しようしています。もういっぱいっぱいです。hanさんの後姿はまもなく見えなくなっていきます。周りにいる選手で知っているのはスワコ聖さんにマッサエシケンさんです。小さな集団を作って上ります。


そのうち2組の速い選手に抜かれます。シマノにアンカーにとプロの走りを間近に見れ勉強になりますが、あまりもの自分との違いに笑うしかないという感じです。後3㎞手前でS5選手に抜かれます。“後に着いて”とサインを出されましたが100mぐらいで切れました。

ゴール間近でシマノの選手が落ちてきました。一仕事を終えたのでチンタラ走っているのでしょうか。マジメに走っていないとわかっていますがプロを抜かすのは気持ちがいいです。そしてゴール!!今年はさっさと下らせてくれゴンドラ山頂駅まで後続選手を横目に下ります。

自分のタイムはことしも決勝進出ギリギリタイム。鮎坊もギリギリラインなので。帰る準備が出来ません。その他のメンバーはさっさと帰る準備をし、応援にきてくれたさかなくんファミリーとくちゃべってリザルトを待っています。ハイ皆さんすでにご存じのとおりhanさんと自分の2名が決勝進出そそくさと準備をします。

ローラーでアップしているとヨハンソンが目の前に陣取ってヘンナアタマで笑わせてくれます。ヨハンソンってこういうキャラだったんですね。ただのむっつりではなくおもしろいむっつりだったんですね。

さて、決勝レースです。1時間遅れてスタートリストが変更になるとか。そのリストに自分の番号がありません。落ちたんだと思い上に上げる荷物を車から下ろしたら、抜けている選手もあり、先に発表された選手も走れるとのコト。荷揚げの車は行ってしまったので別の車で上げてもらった。他の選手も同じ勘違いした選手がいたりリストに新たに現れた選手もいて、その選手は防寒具持参でスタートです。

うだうだした決勝になってしまったがようやくスタートです。TTなので1人寂しくヒルクライムです。スタート後は乳酸で足がまわらず苦しんだが徐々に回復するが辛いものは辛いです。とにかく気持ちで負けてはいけません。見えない前の選手に追いつく気持ちで走るぐらいではないとダメです。

といいつつ前の選手は予選で1位になった選手です。追いつくはずもなく後続の選手に追いつかれ抜かされます。それでも気持ちを切らせてはいけません。頑張ってもご褒美などありませんが、気持ちを切らせるとクセになります。常に自分との勝負です。自分に負けてはいけません。それがレースで走るための一番大事なところです。

ほどなくゴールして終了です。さっさと下って温泉です。実業団レースに珍しく参加賞がついています。温泉券そしてケロヨンのおけ?選手が桶を持ってウロウロしている姿に笑える栂池ヒルクライムでした。

2010年6月6日日曜日

富士山ヒルクライム by han

今年で3回目の出場となる富士あざみラインです。昨年、一昨年と序盤のオーバーペースが祟り、いいイメージがありません。よって今年は趣向を変えて、抑えて入るつもりです。

快レーシングからの参戦は、村さん、ノブさん、自分の40代BR-1が3名です。若者よりもジジイの方が積極的というのは問題ですね。とっとと追い抜いて成長してもらわないと困るのですが...。

前泊のため、前日に軽く試走しますが、雨がパラパラと降ってきて、自分とノブさんは即効で退散しましたが、むらさんはゴール地点まで行ったそうです。さすが変態ですね。夜は怪しげな薬湯に入ってパフォーマンスアップ??

当日は晴れましたが、富士山は雲の中で見えません。140名がエントリしているBR-1は8時半のスタートですが、日差しがかなり暑いです。我々3名は5列目ぐらいに陣取り、のんびりとスタートしました。またしてもクリートを一発で決められず、相変わらずのスタート下手です。今日は先頭に着いていくつもりはないため、無理のない範囲でペースを保ちます。前方に村さんとノブさんが見えてきたので、村さんの後ろまで上がって連結します。すでに先頭はかなり離れてしまったと思われますが、第2集団で行ければ十分だろうと抑え気味に走ります。

そのうち、中切れの傾向がチョコチョコと出始めたので、連結を離れて前に上がります。前方にT崎さんを含む先頭Grが見えたので、意外に遅くないことが分かりました。自分のいる集団が第2集団で、10位ぐらいと思われます。

直線部分3km程を過ぎ、あざみラインの中では比較的勾配の緩いつづら折りに入りますが、今年は大分余裕があります。昨年はこの時点ですでに死んでおり、その後ペースを上げられずに苦しみました。先頭Grもバラけたようで、T崎さんが単独で見えます。その差が開かないところを見ると、自分たちもかなりいいペースというわけで、いつの間にか5,6名にリストラされていました。気持ちオーバーペースなので、もう少し緩めたいところですが、ここで切れるわけにもいきません。先頭交代には加われませんが付いていきます。

馬返しを過ぎると、いよいよ激坂の始まりです。昨年より余裕があるとはいえ、やはりきついです。昨年は蛇行して一昨年よりタイムが落ちたので、今年は直登します。ここで集団の前2人に付いていけなくなりました。あとはひたすら我慢です。止まりそうになりながらもひたすら耐えます。後半になると、ユル坂が混じってきますが、脚はかなりパンパンで、ユルくても踏めません。振り返ると2名が迫ってきており、ユル平地区間で一気に詰められて抜かれました。ここが我慢どころでしたが、その先の激坂で1名に大きく先行されました。2人でヘロヘロと追いますが、詰まりません。

あと2kmとなったところで、体に鞭を打って全力を出し、詰めていきます。しかし、10m程まで迫ったところで力尽きました。すぐに後方からも追いつかれ、再びヘロヘロのランデブー走行です。ゴールが迫ってきましたが、もう踏めそうにありません。案の定、ラストスパートで置いていかれ、4分後スタート?のエキスパートクラスのトップ選手に追いつかれる直前でゴールしました。

すぐに着順がコールされたので、12位だと分かりました。これまで3回の中では一番良い順位でした。タイムも一昨年よりちょうど1分縮まったので、自分としてはまずまずの結果だと言えるでしょう。

昨年7位だった村さんはまだ本調子ではないようで、昨年よりも大分タイムを落としました。あざみ初挑戦のノブさんは、あまりのきつさに撃沈したそうです。確かにここは一般的なヒルクライムと違いますからね。来週も栂池ヒルクライムですが、気持ちを入れ替えて頑張りましょう。

富士山あざみラインヒルクライム実業団レース


今年も苦しみに来てしまいました。全長11.4㎞標高差1200m平均斜度10度がまん大会です。前日入りノブさんと乗り合わせです。高速途中でぶちょ夫婦と偶然遭遇ぶちょ夫婦はスカイラインの富士山ヒルクライム大会です。ミッチー初のフルヒルクライムです。一緒に昼飯を食べてお別れです。

現地に到着すると半さんすでに到着。今回は3人です。ノブさん初めてのコースなので「じゃ試走しようね」と約束したのに昨年に引き続き裏切られました。一人寂しく往復します。

宿泊は南海薬草館?行ってみるとチープな健康ランドという感じです。目玉は薬草風呂です。異国情緒あふれる風呂場は薬草風呂、草津風呂、普通の風呂、サウナ、水風呂と規模は小さいですが設備十分です。

入ると茶色く濁った薬草風呂が。カレーの香辛料の香りがします。香辛料に慣れていないせいかむせて咳が止まりません。草津風呂後せっかくなので薬草風呂に挑戦。説明書きではさまざまな効果効能があるようです。これは期待できます。

湯船に浸かってしばらくすると・・・。大事な(恥ずかしい)場所が痛くなってきました。めったに痛くならない禁所なので我慢出来ません。なんなんだこの風呂は!普通の湯船に移動して中和させますが痛いままです。大丈夫でしょうかボクのムスコは。

しばらくすると痛みはひけましたがボクだけでしょうか。ノブさん、半さんにもぜったい入る様すすめてみまたらやっぱり痛くなったそうです。大丈夫でしょうかこの3人。半さんは子孫を残しているから良いのですが、ノブさんと自分は子孫を残していません。

さて前置きはこのくらいにしてレースです。スタートから10度くらいある坂をハイスピードで上っていきます。第一集団にはついていけそうにないので第2集団でついていくが徐々に遅れます。スタート直後抑え気味に走っていた半さんがすーと前に出て第2集団を引っ張っていきます。

さすが半さんです。自分はすみません落ちていきます。たぶん第3集団になるのでしょうか。馬返では第3集団を追いかけるカタチになります。斜度がきつくて重いのか、カラダが重いのかキツイです。

この集団を抜かせばかなりいい順位になります。追いつきそうで追いつかない。諦めたら順位は落ちる一方なので気持ちだけは負けない。結局追いつくことなくゴール。もう少し行けると思ったがカラダがついていきません。例年より1ヶ月ほど前倒しになったこのレース、まだカラダが出来ていませんでした。

ゴール地点ではTRの到着を待ちます。1位で入ってきたのは乗鞍チャンピオンイナーメ森本さんです。プロを食っちゃいました。アマチュアとしてはあこがれのシーンです。

だれも入賞者がいなかった快レーシングさっさと引き上げます。高速でぶちょ夫婦と遭遇これもなにかの縁えしょうか。

八ヶ岳SAでミッチーみごと完走し順位も予想より良かったようです。

2010年6月2日水曜日

3 day's Road 熊野ご報告


5月28~30日3日間にわたり行ってきました世界遺産の里熊野へ。名古屋のちょっと先と思っていたのですが遠かったです。鮎坊の出場がなければたぶん出なかったことでしょう。高速を下りるとひたすらクネクネした山道を走り続けます。夜中なので景色はさっぱり。幸いにも道を知っている鮎坊の車の後を追うので道に迷うことはないのが救いです。1日目会場近く道の駅で仮眠をとり会場入りします。

1日目は新宮市熊野川支流赤木川に沿った1周16.3キロ4周回なのだが回っているわけでなく、基本同じ道を折り返します。平坦が多く折り返し地点側にクネクネしたり狭い脇道を通り抜ける激坂区間があります。

スタートして平坦に近い上りです。100名近い選手が集団になって走ります。鮎坊がところどころで先頭にたち積極的なレースを展開。自分は足が今ひとつ回らず前に出れません。

折り返し付近のアップダウンで多少リストラされますが大集団のまま2周目に突入。しばらくして数メートル目の前で落車です。バイクがぶっ飛びガードレールを越えて川へ落ちていきます。数名が巻き込まれたようです。

集団は50名ほどでしょうかほとんど崩れずラスト3㎞ぐらいから皆前へ出ようと活性化。暴徒化してゴール突入です。カーブ後目の前の選手が宴席に乗り上げ落車。ちょっとびびったがスルー。第一集団でゴールできました。ケガなく明日に繋げられたので良しとしましょう。2日目は熊野市まで移動です。熊野倶楽部という小高い丘の上に洒落た施設が会場となります。千枚田と呼ばれる景色が良いところを通過する山岳コースワンウェイ57キロです。ワンウェイなので試走がしづらく断念しました。

試走なしがあだとなりました。スタートしてしばらくはアップダウンがあるものの難しい設定ではありません。が、今日も今ひとつ足がまわりません。問題は千枚田に入る直前の道が狭くなりその後の上りです。前にでれなくなりその上この激上りが何㎞つづくのかわからずスピードを抑えてしまいました。

あっという間にトップとの差は開き、ラスト500mの看板でもうダッシュするが時すでに遅く第2集団からも遅れてしまいました。下りも道がわからず慎重になおざるえません。鮎坊は第一集団に乗れたようです。

クネクネした下りが終わり、竹芝レーシングの選手に声を掛けられ二人で第2集団を追います。もうすぐ合体というところでさらに後続選手が仲間に加わり見事合体。第2集団は活性化して第1集団を追います。上りは不得意だが平地はまかせておけみたいな集団で良い感じの走りです。

先頭集団は見えていますが追いつきそうにありません。ゴール手前の上りを意識してか少しけん制がかかるもののスピードはゆるまず、ゴール手前の激坂でみんなでアタックそしてゴールです。ちょっと残念な結果となってしまいました。3日目は鯨漁発祥の地大地町大地半島周回コース1周9.6㎞を6周回です。昨日の2周回試走し、今日は4時に起きてローラーを40分まわして現地入り、鮎坊と1周軽く試走します。このコースの特徴は500メートルの激坂がありここで振るいに落とされます。そしてゴール手前の平地は逆風となり、単独ではきついコースです。

スタートして1周回だけ先頭にたち攻めの走りをします。今日はちゃんとアップしたせいか足がまわります。2周目からは先頭に遅れない程度に集団の中に。昨日一緒に走ったメンバーが顔をそろえています。

5周目の激坂で数人逃げていきます。こちらはもういっぱいいっぱいで着いていくのがやっとです。最後の1周目は活性化して前にも出れません。目の前で落車も3回立て続けて起き巻き込まれている選手もいます。

少し遅れかけたがゴール手前の平地で復帰。逃げていた5名はそのまま逃げ切りました。最後の力を振り絞りゴール!燃え尽きました。トラブルなくレースが終わったことに感謝です。

感謝といえば、今回宿は鮎坊のご厚意で鮎坊のお嫁さんチエちゃんの実家に泊めていただきました。懐かしい風景が残る静かな山間の心癒される村です。朝晩だけでなくお弁当も作ってくれ、チエちゃん&お母さんがつくる真心一杯の料理がうまいこと。

レースをしていると痩せてしまうのですが、これでもかと食べさせていただき体調良く3日間のレースを乗り切ることができました。ありがとうございました。